お知らせ

【コラム vol.2】社内勉強会を開催しました ~カスタマーハラスメントへの理解を深める~

【コラム vol.2】社内勉強会を開催しました ~カスタマーハラスメントへの理解を深める~

2025年4月8日、社会保険労務士法人中村・中辻事務所では、代表社員・中辻めぐみを講師として、社内勉強会を開催しました。今回のテーマは「カスタマーハラスメント」。厚生労働省委託事業である「あかるい職場応援団」主催のシンポジウム動画(2024年開催)を視聴し、全員で学びを深めました。

動画では、被害事例や企業の取り組みが紹介され、改めて「カスハラ」が現代の職場において深刻なリスクであることを実感。その後の中辻による解説では、「B to C(顧客対応)」「B to B(取引先対応)」「B to G(官公庁対応)」といった様々な業態において、顧問先で実際に起こり得る具体的なケースについての整理が行われました。

特に東京都では「東京都パワーハラスメント防止条例」が施行され、カスハラへの対応も求められていることから、「地方自治体や民間企業問わず、私たち社労士から顧問先様へ的確に伝えていく必要がある」と、制度面の重要性が強調されました。

また、印象的だったのは「私たち自身も、知らず知らずのうちに“加害者”になりえることを自覚しなければならない」というメッセージ。働くうえでの言動や態度は、相手との関係性や力関係、立場の違いによって影響を及ぼします。中辻は「“サプライチェーン全体の人権”を意識することが、ハラスメントの未然防止につながる」と語り、参加者も深く頷いていました。

さらにシンポジウム登壇時の“裏話”も紹介され、お守り用に一番高い指輪をしていったが、パネリストの弁護士の先生のダイヤモンドの大きさに、「この領域にはまだいけんが、いつかいく!」と思ったという中辻のエピソードには、思わず笑いも起きる和やかなひとときも。重いテーマに向き合いつつも、チーム全体で心を一つにして学べる場となりました。

当事務所では今後も、実務に直結する知識を学び、社会全体の「働きやすさ」に貢献できるプロフェッショナル集団を目指して取り組んでまいります。