【コラム vol.6】「充実感会議」開催レポート ~“品質の良い仕事”の原点を見つめて~
【コラム vol.6】「充実感会議」開催レポート ~“品質の良い仕事”の原点を見つめて~
2025年5月20日、社会保険労務士法人中村・中辻事務所では「充実感会議」を開催しました。今回の会議の目的は、私たちが日々の業務で大切にしている「充実感と生産性を共に高める」という理念のうち、“充実感”の本質を深く掘り下げることにありました。
冒頭では、まず仕事に対する当事務所の基本的な考え方を共有。「品質の良い仕事とは何か」「誠実さとは何か」について、各スタッフが事前に考えてきた意見を発表しました。それぞれの立場や経験をふまえた言葉には重みがあり、仕事に向き合う姿勢がにじみ出る時間となりました。
続いて、これまでの業務で感じた“充実感”のエピソードを一人ひとりが発表。「保険加入の大切さを説いていて、ご理解いただけたときに達成感を感じた」「裁量をもって仕事を進められるようになった時に、自分でハンドリングできていると感じた」「普段から労務コンサルの際、分かりやすさを心掛けているが、お客様に“わかりやすい”と言っていただいたときに、成長できた実感があった」「職場改善につながる支援ができたときに、社会的意義を感じた」など、現場ならではのリアルな声が共有されました。
経理担当からも、「普段は経理中心で他の人と違う業務を行っているが、決算で税理士に褒められた時に、自分の仕事が役立っていると感じた」との言葉があり、すべての職務において“充実感”は生まれることが再認識されました。
意見交換の中では、「自己効力感」「成長」「良好な人間関係」などが、充実感を形づくる要素として挙げられました。また、「人間は良い考えのもとで良い行動をするが、その逆もある。だからこそ、就業規則には道徳観を高める視点も必要ではないか」といった深い意見もあり、今後の制度づくりにも活かせる気づきが得られました。
互いの価値観や経験を共有し合ったこの会議は、まさに“充実感の源泉”を探る有意義な時間となりました。今後も職員一人ひとりが誇りを持って働ける職場づくりを目指してまいります。