【コラム vol.23】「セミナー講師養成講座」開催レポート(第6弾) 伝わる話し方は技術でつくれる ~実践・オンライン話し方講座
【コラム vol.23】「セミナー講師養成講座」開催レポート(第6弾) 伝わる話し方は技術でつくれる ~実践・オンライン話し方講座
4月20日には「実践・オンラインで伝わる話し方講座」を実施しました。
テーマはシンプルです。「良い内容なのに伝わらない」を、どう乗り越えるか。
日々、企業の現場で感じるのは、「知識はあるのに伝わらない」、
「正しいことを言っているのに納得されない」という場面の多さです。
その原因は、内容ではなく「話し方」にあることも少なくありません。
講座ではまず、「声のトーンや速さ」「母音の発声練習」、
さらに「どこから声を出すのか(腹からか、喉からか)」「姿勢」といった基本を概論として整理しました。
そして、「えー」「あのー」といった「言葉のひげ」についても、
その影響と改善のポイントを確認したうえで、すぐに実践へと移ります。
特に印象的だったのは、母音のトレーニングです。
「あ・い・う・え・お」を意識して口を大きく開けて発声する――。
シンプルな練習ですが、言葉の輪郭がはっきりし、「伝わる感覚」がその場で変わるのが分かります。
後半は徹底した実践。
早口とゆっくりの違いを体感し、「言葉のひげ」を使わずに言い直す。
さらに、「間」と「強調」を意識して、一文を丁寧に伝える練習を行いました。
参加者からは、
「実際に意識すると難しい。特に言葉のひげが出てしまう」
「自分は少し早めのスピードの方が聞き取りやすいと気づいた」
といった声が上がり、「やってみて初めて分かる気づき」が多く共有されました。
また、オンライン特有のポイントとして、マイクがどこまで音を拾うのかも実際に検証しました。
紙をめくる音やアクセサリーの小さな音まで伝わることに驚きの声が上がり、
参加者視点では気づきにくい「伝わり方のリスク」に触れる機会となりました。
私たちが大切にしているのは、「分かる」で終わらせないこと。
「できる状態」まで落とし込むことです。
労務の現場では、伝え方ひとつで結果が変わります。
その分かれ道にあるのが、こうした「伝える技術」です。
次回は、対面での話し方をテーマに、さらに実践的に学びを深めていきます。
知識と同じくらい、伝え方を磨く。
その積み重ねが、信頼される専門家をつくると考えています。