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【コラム vol.24】社内勉強会を開催しました ~「労働時間のカウントミスあるある」―その「曖昧さ」に向き合う

【コラム vol.24】社内勉強会を開催しました ~「労働時間のカウントミスあるある」―その「曖昧さ」に向き合う

2026年4月20日、当事務所では社内勉強会として、
「労働時間のカウントミスあるある~グレーゾーンを放置しない~」をテーマに研修を実施しました。

労働時間。
シンプルなようでいて、現場では驚くほど判断が分かれるテーマです。
今回の研修では、「使用者の指揮命令下にある時間」という原点に立ち返りながら、
研修・移動・自宅作業・自己研鑽といった「グレーゾーン」をあえて取り上げました。
正解を覚えるのではなく、「どう考えるか」を共有する時間です。

さらに現場にぐっと引き寄せたのが、「朝の掃除」の話です。
始業前に行う清掃活動。
「当たり前」「昔からやっている」「みんなやっている」――そんな理由で続いているケースも多く見られます。
では、それは本当に「任意」でしょうか。
参加しなければ評価に影響する、暗黙の空気がある、実質的に全員参加になっている。
このような場合、それはすでに「会社の支配下にある時間」と評価される可能性があります。

参加者からはこんな声も上がりました。
「友人が『会社に必要な資格だから』と土日に勉強しているが、これは労働時間になるのか?」
一見すると自主的な努力。
しかし、会社の期待や評価と結びついた瞬間に、その「自由さ」は揺らぎます。
この問いに対して、場の空気が一段深くなったのが印象的でした。
また、「制服の着用は労働時間か」という質問も出ました。
日常に溶け込んでいる行為ほど、判断が曖昧になりやすい。
だからこそ、「業務に必要か」「義務付けられているか」という軸で見直すことが重要です。

参加者からは、
「労働時間は想像以上に複雑だった」
「現場で迷う理由が整理できた」
という声が寄せられました。

今回の研修で私たちが大切にしたのは、「正しさ」よりも「再現性」です。
誰が見ても同じ判断ができる状態をつくること。
そして、労務管理で問われるのは、「会社の管理下にあったかどうか」です。
私たちは、こうした現場の「当たり前」に潜むリスクに目を向け、
実務で使える判断軸へと落とし込む支援を行っています。
その積み重ねが、企業を守り、人を守る力になると考えています。