脳・心臓疾患の労災認定基準を約20年ぶりに改正

法改正の概要

脳・心臓疾患の労災認定基準が約20年ぶりに改正されました。

厚生労働省|脳・心臓疾患の労災認定基準を改正しました
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21017.html

厚生労働省|脳・心臓疾患の労災認定基準 改正に関する4つのポイント
https://www.mhlw.go.jp/content/000833808.pdf

社労士より解説

労働時間の基準などは維持しつつ、次のような改正が行われました。

  • 長期間の過重業務の評価に当たり、労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することを明確化
  • 長期間の過重業務、短期間の過重業務の労働時間以外の負荷要因を見直し
  • 短期間の過重業務、異常な出来事の業務と発症との関連性が強いと判断できる 場合を明確化
  • 対象疾病に「重篤な心不全」を追加

厚生労働省では、今後、この基準に基づいて、迅速・適正な労災補償を行っていくこととしています。